【ポートフォリオ設計】投資信託のリターン、リスク、相関係数の比較一覧【ベータ版】

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前回はETFのリターン、リスク、相関係数について比較してみました。しかし、まだ日本のETFは種類が少ないこともあり、次は投資信託について同様に比較します。

投資信託比較対象

まずはETFと同じような特徴のファンドから一覧を作ってみました。投資の本流と考える株式インデックス投資信託をはじめとして、債券、REIT、仮想通貨のビットコイン(これは投資信託ではありませんが)を比較します。また記載の外国株式や外国債券、ビットコイン(米ドル基準)は為替ヘッジがないので当該通貨の影響をそのまま受けるため、参考にドル円、ユーロ円、インドルピー円もあわせて記載しました。

投資信託のリターン、リスク、相関係数の比較一覧表

2022年度~2024年度における各投資信託の直近3か月、6か月、1年、3年の年率リターン、年率リスク、相関係数を一覧にしました。分散投資を行う場合は相関係数が低いものを組み合わせることでリスクが下がります。ETFよりも銘柄数は多いので、幅広く比較ができると思います。

前提条件 ・リターンは分配金を再投資すると仮定 ・購入売却の手数料、税金は考慮しない ・週次データを基にリスク、相関係数を計算 ・週次データは週末(東証取引日)の終値を基準とする

最も重要と考えるリターンについて、短期的には様々な値動きがありますが、やはり外国株式インデックス、特にここ最近は米国の強さが際立っていました。今後は分からないといえども、この表からも米国株を投資のコアとすることは第一案になると思います。

また表を作る中で驚いたのは、日本国債の投資信託のリターンがマイナスであったことです。預金よりは利率が高いというイメージをしていましたが、信託報酬に負けているということでしょうか。

一方、米国REITは分散投資の選択肢としてはアリかもしれませんが、株式よりややリターンが低いことが悩みの種です。ここ3年は年11%(幾何平均)でドル高なので、これを含んでのREITのリターンが年15%だとやや物足りなさを感じてしまいます。

まとめ

効率的(ハイリスク・ハイリターンではなくミドルリスク・ハイリターン)なポートフォリオを組むためには、簡単に言いますと「リターンが高く」、「相関係数が低い」商品を複数組み合わせれば良いのです。今のところ私はNasdaq100、Nifty50、TLT、BTCに分散した形で持っています。今回米国REITの追加にも心揺さぶられていますが、よく考えて決定したいと思います。

【注意】毎回の記載ですが、これらのデータは過去のデータのため、今後も同じ傾向で動く保証は一切ありません。これらは事実の値ではありますが、あくまで参考としてください。

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