こんにちは、ポッケです。今日は投資理論中心の難しい内容ではなく、投資への取っ掛かりになりそうな本を紹介いたします。
漫画 バビロン大富豪の教えとは
ジョージ・S・クレイソンというアメリカ人が執筆した短編寓話シリーズの「The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大金持ち)」という本を漫画化したものです。
なんと書かれたのは約100年前の1926年ということで、はるか昔の本になります。内容としては小手先のテクニックではなく、カバーの袖に記載があるようにお金に縛られないための「人類不変の知恵」を書いています。
文字や図の本はなかなか読むのに体力が必要になりますが、漫画なのでさらっと読めてしまいます。
あらすじ
古代バビロニアを舞台に、貧しい武器職人の息子のバンシルが奮闘しながら成長していく王道ストーリーです。バンシルは一生懸命働いているのですが、貧しい暮らしから抜け出せません。そこで大富豪のアルカドにお金持ちになる秘訣を聞きに行きます。そこで聞かされたのは、お金持ちになるための七つ道具です。その一つ目とは、
「収入の1/10を貯蓄すること」
簡単なようで難しいです。ここからお金持ちになるためのバンシルの冒険がはじまるのです。
好きなシーン
いろいろと名シーンの多いこの漫画ですが、一番のお気に入りが次のシーンです。
大富豪アルカドの講義で、受講者に大富豪になるための七つ道具を授けた後、最後に自分(アルカド)と受講者との間には壁があると言いました。その壁とは何か。「持つものと持たざる者」という意見が出たりして、自分たちはしょせん貧乏人なんだとざわつく受講者たち。同じ知識を得たはずなのに何が違うのでしょうか。
そこでバンシルが言った言葉が、
漫画バビロン大富豪の教え 原作:ジョージ・S・クレイソン 漫画:坂野旭 企画・脚本:大橋弘祐 より引用
動いた者とそうでない者! です。いいことを言いますね!
動けるのに動いていない?
昔は金融の情報というのは特権階級だけが持つ虎の巻で、一般人には触れることができませんでした。しかし現代においてはほとんどの人がPCやスマホを持ち、あらゆる情報(インサイダー情報は別かもしれませんが)を手に入れることができ、あらゆるビジネスを誰でも始められる土壌が出来上がっています。
投資もそうです。昔にはなかった上質な投資商品を誰でも買うことができるようになりました。それなのになぜ貧富の差が開いていくのでしょうか。それはまさに「動いたものとそうでない者」の差です。
私も「動く」までに本当に時間がかかりました。投資を始めたのも4年ほど前です。(学生時代は遊びで株を触っていたのですが、その後働き始めてからすっかり忘れていました。)さらに情報をいろいろと吟味し、自分に合った自分だけの投資法を確立しようと勉強しているのは最近です。働き始めてからの10年は何も考えず、なんとなく貯金だけしてきました。その10年を今の知識で始めることができれば、資産額は2倍どころではなかったと思います。
みなさまには同じ思いをしてほしくないので、ぜひ自分の許容できるリスクの範囲で「動く」ことを始めてはいかがでしょうか。(私より年上の方も、動くのに遅すぎるということはありません。)人生は一生勉強とよく言われますが、学校の勉強という意味ではなく、何か新しいこと、またマネーリテラシーの向上も図るために色々チャレンジしてほしいと思います。
※ただし丁半博打のような、負けたら破滅の「投機」はやめましょう。
子供へのマネーリテラシー教育の取っ掛かりに
子供に対して小難しいことを言ってマネーリテラシーの向上を図ろうとしてもうまくいくかは分かりません。自分でも経験がありますが、歴史やことわざなど、教科書では覚えにくいことでも「漫画で学ぶ」教材は理解しやすかったことを覚えています。置いておけば子供は勝手に読んで知識がついていきます。
まとめ
貯金を銀行に入れておくだけの時代ははるか昔に終わりました。(実際には当時から適切な投資を行っていた人のほうが利益が出ていたはずですが…。)今から勉強を始めて、資本主義の世の中を味わいましょう。
投資はみなさまの「ポッケ」の範囲で、慎重に自己責任でお願いします。
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