こんにちは、ポッケです。本日はなぜ私がNISAを使わないのか、という理由を書いていきます。
NISAとはどのような制度か?
公式の説明が一番間違いがないですね。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
一方で、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税になります。ただしNISA口座で投資できる上限金額は決まっています。
金融庁
2024年から始まった新NISAでは5年の非課税期間の期限がなくなり、恒久的に運用できるようになりました。
私がNISAを使わない理由は、ズバリ信用取引を行っているからです。NISA口座では信用取引の併用ができません。
NISAと信用取引の比較
では具体的に数字で確認していきましょう。計算を簡単にするため、税金は20%ちょうど、売買手数料は無しとします。ではまず通常の口座から。
通常の口座の場合
10000円で、ある投資商品を購入しました。1年が経ち、10%増加して11000円で売却しました。すると利益は1000円なので税金は200円です。手元には800円の利益が残りした。1年で8%も利益が出て嬉しいですね!
NISA口座の場合
同じ条件で、売却時に税金がかかりません。つまり、利益の1000円はそのまま手元に残ります。個人の投資を促す、とても良い制度ですね!
ここまでがよくある説明です。普通に考えるとNISAを使わない手はないですよね。デメリットとしては、損失時の損益通算ができないことが挙げられます。ただこれは、買ってそのまま保持し続ける(バイ・アンド・ホールド)のであれば関係ありません。これまでの株式の成長が長期的には続くのであれば、リタイアして取り崩す頃にはほぼプラスである可能性が高いでしょう。
ではここで、信用取引を使った場合はどうでしょうか。
信用取引の場合
私は信用取引で2倍のレバレッジとなるよう購入しています。では手持ち資金10000円で現物を購入し、さらに信用取引で10000円購入します。1年後10%上がっていたので両方売却しました。利益は2000円なので税金は400円です。さらに信用取引の買方金利0.5%がかかるので50円引きます。すると手元に残る利益は1550円です。NISAの場合に比べて+55%の利益を得ることができました。
※買方金利は年率0.5%となるよう毎日引かれるのですが、計算を簡単にするためこのようにしました。
注意点
現実はこんなにうまくいきません。この先生きのこるためには別記事で書いたように下落時のリバランスなどを行う必要があります。
しかし上昇時のメリットを享受するため、私はこの戦法で戦うのです。では何%の利益を出せれば信用取引を行う価値があるのでしょうか?
損益分岐点
仮に投資利益が5%とします。この場合NISAの最終利益は500円です。信用取引では、利益1000円から2割引の800円、さらに買方金利の50円を引くので最終利益は750円。まだまだ信用取引に軍配が上がります。
次に投資利益が3%なら、NISAの最終利益は300円、信用取引では430円!
1%ならどうか?NISAは100円、信用取引は110円!信用取引の勝利です。しかしここまで来ると、前提条件として無視してきた売買手数料の影響を考慮する必要がありそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。1%程度の利益が出せるのであれば、信用取引のメリットはありそうです。
最後になりましたが、NISA自体はとても良い制度です。旧NISAにはお世話になりましたし、ポートフォリオのうち1%未満ですが新NISAでも積立投資のクレジット払いによるポイント還元は利用しています。またそちらも記事にしていきたいと思います。
投資はみなさまの「ポッケ」の範囲で、慎重に自己責任でお願いします。
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