こんにちは、ポッケです。今日は最も重要な、市場から退場しないためのお話をしたいと思います。
市場からの退場
市場からの退場とは、手持ちの投資資金がなくなることで、資金を投資市場に置いておくことができなくなる(株やETFなどを持っていない)状態です。レバレッジ投資では、自己資金以上に損をする可能性があるということで、通常はそれまでにロスカット(強制決済)と呼ばれる制限により、借金状態になる前に取引が終了します。ただしFXなどで数十倍のレバレッジをかけている場合は、ロスカットが間に合わず借金を背負う可能性があります。
レバレッジ投資信託·ETFと信用取引の違い
レバナス(NASDAQ100の2倍レバレッジ商品)などのレバレッジ投資信託であれば、そのまま持っているだけでロスカットの心配はありません。
(※ただ、あまりにも基準価額が下がった場合、資産を残すために安定運用に切り替えるなどの措置があります。それぞれの商品で条件が違うと思いますので、各自ご確認ください。その場合は実質終了となります。)
ロスカットの心配がない理由ですが、レバレッジ投資信託では毎日資産のリバランスを行い、翌日の価額を目指す指数の変動の2倍に調整するためです。具体的には、価額が上がったときには現物割合を増やし、価額が下がったときには現物割合を減らして、現物と信用の割合を一定に保つのです。
基準価額が上昇と下降を繰り返すレンジ相場でこれを続けると、高値で買って安値で売ることが繰り返されるため減価という結果となって現れます。
言い換えると、ロスカットされない安心を、毎日費用をかけて買っていることになります。
信用取引では、リバランスを自分で行う必要があります。もしリバランスをしない場合、以下の表にあるように、現金+信用買200%の場合は20%減で追証、信用2階建て(現物+信用買)の場合は28%減で追証となります。この比較であれば信用2階建ての方が良いですね。
まとめ
損失時のリバランスは辛いですが、退場しないためには定期的に行うことが重要です。頻繁なリバランスはする必要が無い(つまりはレバレッジ投資信託と同じになってしまう)ですが、例えば証拠金比率が60%を下回ったらリバランスを行うなど、事前にルールを決めておき、必ず守ることで息の長い投資人生を送ることができるでしょう。
投資はみなさまの「ポッケ」の範囲で、慎重に自己責任でお願いします。
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